「どういうことですか?」
動揺してる桐島君に変わって優輝君が言った。
「紹介します。私の兄の赤城 瞬です!」
「…」
「…」
「固まってんぞ!」
「どうも!いつも妹がお世話になってます!」
「はぁ?!!兄妹なんすかっ?!ってことは…」
「俺、この前の球技大会蓮とあったのにきづかねぇんだもん!」
「わ、わかんなかったっす」
「あれはわかんないよ!変わりすぎだし!けどもう髪の色戻してさ、就職試験に響くよっ」
「絵美奈ぁ…可愛い妹がそばに居てくれるなら落ちてもい…」
ーバシッッ!!ー
「ってぇな!!誰だっ」
「おお」
桐島君は少し恐怖を感じ、それでいて前の総長をみれてわくわくしている。
「落ちてもいいなんて言ったらお母さん悲しむだろーが!」
「彗!だからってスリッパ投げんなよ!俺の絵美奈に当たったらどーすんだ!」
「お姉ちゃんは私のなんだから!お兄ちゃんのじゃないしっ!!」
「んだと!」
「さっさと勉強しろっ!!…って伝言を預かってる!…お母さんから!」
「…じゃ、じゃあ俺…勉強しないと行けないから…」
「…瞬さん!話が…」
「蓮、また明日こい。絵美奈と一緒に」
「…はい」