たすけて、みひろん!




それから少し話をして、吉野さんのお誘いでアイスを食べることにした。

喉もかわいたし、まだ外も暑いからとさっぱりした味のアイスを選ぶ。

2人でお互いのアイスを分け合って味を比べる。


久しぶりに誰かとお出かけできただけでも、正直嬉しかったのに、こんな風にプリクラを撮ったりアイスを食べたり、

高校生になって初めて、こうしたカタチで青春を感じることができた。

気付けば時間は4時近くになっていて、時間を忘れて楽しめたことが幸せだった。


…私の青春、ここにもあった。


というよりは、吉野さんが青春をくれた、と言った方が正しいかもしれない。


こんな私ばかりに構うから、たまに本当は全部嘘なんじゃないかって思ったりもするけれど、それでも良いかなと思ってしまう。

目の前で子供みたいにニコニコ笑って楽しそうにしている吉野さんを見ると、疑う気すら消え失せる。