そうしてまた雑談が始まっていく、また私が入れなくなっていく。
そう思っていたのに。
「白雪さんの名前、可愛いよね〜。
下の名前で呼んでもいい?」
「みひろん席変わってよ〜。俺も白雪さんの隣がいい、拓斗ツマラン」
「お願いだから陸と2人とかやめてマジで」
少しでも私が話の題に、それも良いことの方で話の題にあがる。
今までは、いないもの扱いされることが基本だったし、話しかけられても悪口とかばかり。
みんなが私を避けないで、私がちゃんと輪の中にいる。
だけど、やっぱり人気者の隣は、必ず誰かからの反感を買うわけで。
「あれじゃあ白雪、引き立て役みたいだよな」
馬鹿にするような言葉が、みんなの会話よりも大きく聞こえてきた。


