嘘偽りなんて一ミリもない、心の底からそう思ってます、なんて言いたげな笑顔。
私には少し可愛すぎる気がするけれど、みひろんがあんな笑顔で似合うなんて言うから、私は良かったと微笑んだ。
…可愛すぎるけど、翔也くんと会うんだもんね。
張り切ってる、と思われても仕方ない格好だけど、いいんだ。
「さて、お次はメイクだね」
服の入っていた紙袋の中から、可愛らしいポーチをひとつふたつ取り出した。
その中から、あれにしようかこれにしようかと、悩みながら化粧品を出していく。
私には縁がなさそうな、キラキラとした女の子らしいものたち。
あるときはファッションセンスなんて皆無だから、と私に服選びを手伝わせたくせに。
結局、こんな可愛い服も持ってて、その上メイクも上手で。
なんだかんだみひろんはおしゃれな人だ。
たとえこれがみひろんのお得意な魔法で出したものだとしても、このデザインを、この品を選ぶ時点でおしゃれさんだ。


