ふわふわとした雰囲気で、穏やかな空気が流れていて、目を瞑れば脳裏に浮かぶその光景。
今日のお昼は特別盛り上がって、また特別楽しかった。
その瞬間その瞬間を噛みしめる私に、みひろんは優しい笑顔で言ってくれた。
「また明日もたくさん話そうね」
ふわりとした笑みにみんなが賛同して、また明日もまた同じように話すこととなった。
私は翔也くんの病室で、今日あったことを一つ一つ丁寧に話していた。
それを翔也くんは嬉しそうに、一語一句聞き漏らす様子もなく聞いていた。
「…そういうわけでして、また友達がたくさんに増えました」
パチパチと1人小さく拍手をすると、翔也くんはどこか切ない笑みを浮かべた。
そうして私の頭に手を乗せると、私の髪をくしゃりと撫でる。
「そりゃあ、良かったなぁ」
どことなく寂しそうにも見える笑みを浮かべる翔也くんに、私もなんだか悲しくなった。
「…じゃあ、なんで、そんなに悲しそうな顔をするの?」
不安げに尋ねた言葉に、翔也くんは撫でる手をピタリと止めた。


