たすけて、みひろん!




そっか、そんなものか、友達なんて。


誰かがなろうと言ってなる友達もある。

友達のハードルは人それぞれだから、どちからしか友達と思っていない可能性もあるから。

だから、友達になろうだとか、友達だとか、そう言葉にしなきゃ分からないことだってある。

私みたいに、言葉にしてくれなきゃ、分からない人だってる。

でも、言葉にしなきゃ気が付かないだけで、互いが互いを友達なのかもしれないと心の何処かで思ったらそれは友達で。

楽しくおしゃべりしたら友達だとか、友達は友達は友達だとか、知らないうちに友達になっているもので。

そんなものなんだよね、きっと、そうだよね、みひろん。


「じゃあ俺とも友達だな」

いつから聞いていたのか、ひょこりと顔を出した鈴木くんがそう言った。

「そういうことになりますね」

微笑むと、鈴木くんも優しく微笑み返してくれた。

「じゃあ、私の友達っていうことにもなるわね」

「そうですね、よろしくお願いします」

ふわりと笑う美麗先輩に、鈴木くんはペコリと頭を下げた。