たすけて、みひろん!




翌日は約束通り、みひろんと美麗先輩と帰りに寄り道していくことになった。

友達、それも年上の先輩とお出かけなんて、翔也くん以外の人とは初めて。

だからとても新鮮で、とても楽しくて、とても笑うことができた。


「あー、クレープでも食べてく?」

それぞれ家が違うので、遊んでいるのは学校の近く。

美麗先輩がいつもと変わらない大通りでふとそう尋ねてきた。

「あれ?このあたりにクレープ屋さんなんてありましたっけ?」

クレープ屋さん、だけでなくクレープが売っているお店に覚えがない。

別にこのへんのことを詳しく知っているわけではないのだが。


「んー、本当につい最近できたお店だからねぇ」

美味しかったと頬に手を添える美麗先輩は妖艶だ。

本当に美味しかったのだろう。

「へえ、楽しみです!」

みひろんがパンっと手を叩いてふわりと笑みを浮かべた。