たすけて、みひろん!




翔也くんが制服を着ていた1ヶ月ほどは、私は中学3年生で受験についていろいろ始まりなかなか翔也くんに会えなかった。

家を出る時間も帰ってくる時間も違うから、入学式の日を合わせても数回しか会えなかった。

つまり、翔也くんの制服姿はその数回しか見れていない。

もう一度見たかったのになと思いながら、それからしばらく翔也くんと話していた。

みひろんももちろん楽しそうに話していて、時間になったところで家に帰ることになった。

みひろんと並んでバス停に向かう途中、ふとみひろんが何かを思い出して携帯に打ち込んだ。


「明日、帰りにどっか寄り道していこうよ。美麗先輩も誘って」

ふわっとした笑みを浮かべたみひろんに、私は迷わず頷いた。

携帯を出したのは美麗先輩を誘うためらしく、すぐに返信がきた。

『もちろん行く』とのことだ。

明日のことを楽しみにしながら、バスに乗り、学校近くのバス停で降りてみひろんと別れた。