たすけて、みひろん!




適当に甘くて美味しそうなココアと、お茶とサイダーを買っておいた。

翔也くんがサイダーを飲めるようだったらサイダーをあげよう。

無理ならお茶をあげればいいだろう。

あとはとりあえず適当に美味しそうなお菓子を選んで買っておいた。

少し買いすぎたかもしれないと思いながら、ビニル袋を左手に提げて病室に戻った。

そうして病室の扉を開けようとした時だった。


「…は、彼氏いるの?」

そんな声が聞こえて足を止めた。

「わっ、声大きいですってば!」

慌てるみひろんの声も十分大きいと思うのだが、と心の中で突っ込む。

それにしても、恋話でもしていて、翔也くんがみひろんに質問をしたという感じだが。

随分と仲良くなっているようで、少しばかり嫉妬をした。

みひろんがあんなにも可愛いんだもの。

翔也くんがみひろんのことを気になっても仕方のないことかもしれない。

こうなるから連れてきたくなかったんだよと心の中で毒付いているうちにも、話は進んでいるようで耳を澄ませた。