まあ、班の自己紹介の時に仲良くなりたい宣言をしたのは、みひろんも同じなんだけど。
「へえ、男子の友達もできたのかぁ」
嬉しいなと目を細めて、自分のことのように笑う翔也くん。
私もなんだか嬉しくなって、同じように笑ってみせた。
けれど、それからみひろんが学校での私のことを褒め始めて恥ずかしくなって。
「私、ジュース買ってくる」
いきなり椅子から立ち上がって、部屋から出ることにした。
みひろんは「ココア頼む!」と言って手を振っていて、翔也くんも同じように手を振っていた。
学校での私なんて、ただのイジメられてた奴なのに、どこに褒める要素があるのか。
でもみひろんは、強いとか、だからこそ支えたいだとか、いろいろ言っていた。
誰かにこうして褒められるのはなんだかとても照れくさい。
…せっかくだし、美味しいココアを選んであげるとするか。


