たすけて、みひろん!




チラッと目をやると、自動販売機の近くで堂々と溜まって話してる上級生が見えた。

チャラい感じの人たち、スリッパの色からして一つ上の学年だとわかる。

…ということは、翔也くんと同じ学年の人たちか。

中学で有名とか言ってたし、もしかして翔也くんをイジメていたのは…。

いやいや疑うのは悪いなと首を横に振る。

そうして聞き耳を立てた。声が大きいからよく聞こえてくる。

「で、会いに行って何してきたんだよ」

「遊んできてやった〜。俺を見たときのあいつの目、おもしろかったなぁ」

「お前、高校上がって早速イジメをクラスに広めたよな」

ズシッとのしかかるような重い事実。やはり、という気持ちが大きい。

ギュッと拳を握りしめて、下唇を噛む。

…でも、こんなところでぼーっとはしていたくないな。