「じゃあ、美乃ちゃん!俺は真樹ね!下の名前で呼んでね!」
照れ隠しか、少し早口でテンション高めでそう言った城田くん。
…じゃなくて、
「真樹、くん?」
ちゃんと、名前で呼ばないとね。
というか、失礼だけど真樹くんの下の名前忘れかけてたな。
真樹くんね、城田 真樹くん。よし、覚えた。
名前で呼ぶと真樹くんは嬉しそうに笑ってコクコクと頷いていた。
そうしてハッとしてから、そういえばと呟いて付け足した。
「あと、敬語も禁止ね、友達だから」
ニッと笑ってそう言った真樹くんに、私は小さく頷いた。
そういえば今までは敬語で話してたもんな。
…友達って、こうして面と向かって言われるのは照れくさくて、嬉しかった。


