たすけて、みひろん!




使うことがなかったけれど、見たことはある。

幼い頃の私には、その価値がよく分からなかったけど、有名なブランドの物もあったりした。


私の返答にみひろんは良かったと笑うと、

「じゃあさ、今から美乃ちゃんの家行ってもいい?」

目をキラキラと輝かせながらそう聞いてきた。

一応お母さんの確認をとってみてから、

「うん、大丈夫だよ」

そう伝えて、今度は私がみひろんの手を引き家まで案内をする。

初めて自分から繋いだ手は、緊張からか少しだけ震えていたけれど、

みひろんがギュッと握ってくれていたからそんなに気にならなかった。