俺が、俺の好きなやつに意識を向けているとき、隣で勝手にしゃべっていた今の俺のダチが
『俺フラレた。』
と、いきなりな出来事に驚いた反面…
とても安心した。
『ムリ、ごめんね。』
ちょうどタイミングよく隣を通っていった○○の言い方はちょっと直球過ぎて怖かったけど…
ライバルが減ったという嬉しさは……態度に出てしまいすぎて
俺…すげぇ悪い男になってる。
ダチが、フラレた。って、何度も繰り返し言ってくるけど…
あれ?
一回しか言わないんじゃなかったの?って
少しフラレたばかりのダチに意地悪してる。
ってか…
「お前、俺の好きな人あいつだってわかってて言ったろ?
タイミングまで図りやがって。」
ダチなめんな!
お前の顔見ても、フラレた人の絶望に満ちた顔をしていないし…
お前彼女いるし…。
「…ボソッ……余計な後押しなんて、してんじゃねーよ……。」
あからさまな、早く告白しろ!という演技に…顔が赤くなる。
「見本になってやったんだから、感謝しろよな!」
なんて、ピースしてるけど
見本っていって見せられたら…出来ねぇじゃんその告白。
相手…知ってるわけだし。
おんなじように速攻でフラレるなんて
グサッて胸に突き刺さる痛みは尋常じゃねぇよ?
あと…、俺ちゃんと…直に言葉であいつに…
○○に気持ちを伝えたい。

