天狗の娘




「……お前。剣道はできるか」

隼は言った。

「え、うん。まあ出来るよ」

突然質問されて面食らったが、紗希は胸を張って答えた。

剣道だけは、幼い頃から慶一郎に叩き込まれてきた。

中学の部活も剣道部で、男子に混ざって戦いもした。

なかなかの腕があると自負している。


「なら平気か。着いたぞ」