仕方ないと諦めて、なにか冷蔵庫にあるもので炒め物を作って持っていった。
「はい、お待ち堂さま‼」
ガチャンとわざと乱暴にテーブルの上に置く。
「これはなんだ?」
「料理よ?」
ちょっと今回は成功したもんね!
自信あるからさっさと食べてどっかいけー!
「これ、が……」
少年は喉をならした。
「さっさと食べなさいよ」
「……不吉だ。不吉なオーラがでてるぞ。これは、ホントに食べ物か?」
ムカッ。
「さっさと食べなさいよ!そして出ていってよ!早く!」
「や、やめろ……うぐっ‼」
無理やり口のなかにフォークを入れ込ませた。
すると、口にいれた瞬間、
白い何かを吐き出した。


