伝えたい言葉がある。


りおん……。なんかキャラが違う。

四人座れるテーブルに囲んで座っているこの感じ。
なんだか温かい、悪魔なんだけど。

目の前のしおんを見ると、りおんと似ていて笑った。

「なに笑ってんだよお前。まじでラウロスの料理はめちゃくちゃうめーんだぞ」

あ、りおん頂きますってしてないのに、もう食べ始めちゃった。汚っ!?

食べる姿が獣並みだ。
ほとんどテーブルと床に落としている。

「ちょ、りおん汚いから!ちゃんとお箸の持ち方!」

それにくらべてしおんは綺麗に、食べてる?
いや、そう見えるだけでりおんと同じように落としてる……。

「ああー!もう!ラウロスを見習いなさいよあんたたち!ほらこんなに――」

二人が食べているなか、お箸を綺麗にもってお辞儀。
「頂きます」と、言った瞬間に一口でガブリ。

え。
お箸の意味は?
こいつら……こいつら……。

「ごらぁぁぁ―――‼‼」

その後は、一時間説教と二時間のお箸講座で、私たちのお腹の音がぐぅぐぅ鳴ってるにも関わらず、ひたすら時間だけ過ぎていった。