家の前に到着!
鍵をあけて中に入ると、何かがいた。
「お帰りなさい~まりあちゃーん!今この汚い所を隅々まで掃除してたんだ~♪」
ガチャッと扉を閉めた。
い、今のは一体……!?
しおんが代わりに扉を開けた。
「閉めるな閉めるな」
「ラウロス~!なんでいるの~!?」
こ、これが、ラウロス……。
子供の小さいドラゴンのよう。
耳としっぽ、薄い緑色にくりっとした目。
か、可愛い!
りおんはラウロスに駆け寄ると、両手でラウロスを持ち上げて揺すっている。ラウロスはげっそりな顔だ。
「や、やめてっ……りおんさん~……」
ドラゴンがフリフリエプロンをしてるだなんて、反則にも程がある。
「つーか、なんだそのエプロン。ままごとかよ」
「違いますよ!まったく、りおんさんが心配できてみればここの屋敷にはほこりが凄いしカビがはえてるで……」
見ると確かに、床や壁が綺麗になってる気がする。
す、凄い……。
「何しに来たんだよ……。ま、いーや。ラウロス、腹へったからなんか作って」
しおんが答えるとラウロスは「アイアイサー!」と向かった先は台所。私達も台所へと足を運んだ。
ものの15分で豪華なディナーがテーブルに置かれていた。
「わ、凄………!」
「ラウロス特製ディナーです!召し上がれー……って違いますよ!僕は家事をするためにやってきたんじゃ――」
「まぁいいじゃねーか。ほら、お前も食え。座れよ」
しおんが無理矢理にでも椅子に座らせる。
「そうそう。今はご飯!お昼にしては豪華な食事だけどラウロスの手作りだからね!」
りおんは目を輝かせて、早く食べたい、のオーラを凄く出している。


