「まりあちゃん、しおんも。タウイのやつがまた動き出してるみたいだからこれからも練習は怠らないようにね。まりあちゃん一人でもどうにかしとかないと……」
りおんがお母さんに毛布をかけてあげる。
と言うことは、鍛練続行、ということでしょうか。
「そのタウイって人と話し合うってことはできないの?」
再びこちらを向くりおん。
さっきより鋭い目付きになっていた。
「それは無理だろうね。なんせあいつは自分だけだから」
知り合い?なのかな……?
しおんの顔も、鋭くなる。
二人して黙るから、私は母を見る。
お母さん……。
「……はぁ」
しおんが、溜め息ついてる。
何か、悩みでもあるのかな?
「りおん、少しこいつのこと頼む。俺ちょっと疲れたみたいだから休んでくるわ」
「おー、りょうかーい」
しおん……。


