「りおんも悪かった、って。人間は火傷したら大変なんだろ?俺等はどうともないけど……」
しおんが、優しい。
「あ、りがとう……」
あれ、なんか変だな。
顔が熱いや……。
「じゃ、後からまたこいよ」
しおんはさっさと歩いて行ってしまった。
「うん……」
しおんの匂いが残るこの制服を持って保健室で着替えた。いつも怒ってばかりのしおんが優しいと何だか調子が狂う。
……変なの。
保健室の先生も、冷たいもので冷やして安静にしててとの助言で、私は次の授業から入ることにした。
高鳴る胸の鼓動は、一向に治まらず。
顔は熱いまま、治まらなくてベッドのなかで横を向いたり上を向いたりごろごろして落ち着かない一時間だった――……。


