「シオンっ!なんなのあいつら!あんたたちの仲間なの!?」
「違う!!あいつらは俺達を殺せと命令されているアンドロイドだ!とりあえず黙ってろ!」
は、はい……。
しおんの黒い翼が右へ左へと方向を変えて私ごと風になったようにスピードをあげていく。
体制を変えて、しおんは私をお姫様だっこした。
のではなく、物のように方に背負う。
「ちょ、無理ぃぃぃ!!死ぬぅぅぅ!!」
少しでもしおんの顔に見とれてた私がバカだった。
後ろに迫ってきているのが見てとれる。
「おい!後ろにいる数は何体だ!?数えろ!!」
「そんな無茶苦茶言わないでよ!知らないわよ!」
「さっさと数えろ!!」
ビクッ。
…………い、いち。に、さん……し……。
「ろ、6人!!」
「おし、いい子だ!!」
え……。
初めてしおんに誉められた。
その喜びはすぐに消え、急激に下へ下へと下がっていった。
「きゃぁぁぁぁっっ!!!」
地上のすれすれを通ると、どこか知らない工場に入ってきた。しおんは、私を下ろして自分の羽を元に戻す。
「ほらよ。お前は後ろにいろ」
「危ないからまりあちゃんは下がってて」
先についていたリオンも、向かい側を向いて待ち構えていると、ついに現れた。
なんで、リオンは子供のままなのにシオンは大人になってるんだろう……?
二人の背中の前には6人もの敵がじりじりとこっちに迫ってきていた。
「なんでしおんは元に戻ってて僕だけ戻ってないのさ!実に不愉快だ!」
そう言っている間にも迫ってきている。
「知らねー!終わったらこいつにきくんだな!!」
「はあ……まぁあとにするよっ!はぁああっ!!!」
二人が6人に歯向かっていくと、リオンは早くも青い色で囲まれたガードを連発する。
「あ、おいてめー!戦えっての!!……はっ……!!」
懐から出した剣でしおんは歯向かう。
ガキィーンッッ‼‼
ガキィーンッッ‼‼
「そんなこと言ったってこの体じゃ役にたつもんか!っ、ガードで精一杯だ!!」
「ほんと使えねー!!」


