小さいシオンが私を見る。
え、なに?
なんなのよ……。
「……ばっかじゃねぇの?おいリオン。お前は脳みそくさっちまったのか?」
「べっつに~」
何だか意味ありげなりおんの反応に、シオンは不満げみたいだ。
今さっきのこともあって、とりあえず家にかえることになって夕暮れのなか歩いて帰る3人は無言。影が3つ伸びていた。
「……リオン、ありがとねー。まったく、あんたはリオンがいなかったら死んでたんだからねー!?」
「へーへー。魔界のやつがプールに溺れて死ぬだなんてけっさくだなこりゃ」
けらけらと笑っているシオンに私達にはイラッときた。一瞬にして笑顔になるリオン。
「大丈夫。もう還ってこなくていいよしおん」
「げ。怒んなって」
流石にリオン相手には反省の心があるのか、リオンの前で両手を揃えている。
私にはないんかいっ!
「え?僕怒ってないよー!ねーまりあちゃん♪」
いつもより笑顔が倍増してるきはするけど。
苦笑い。
「それを、怒ってるっていうんだろ……。あ、こいつ昔からこうだから気にすんな」
「あ、そう……」
というか、何でそんなことを私に...。
変な関係になっちゃったなぁ。
リオンはどう思っているか知らないけど、シオンとは、少し仲良くなれた気がする。


