ふと、影に気づいて上を見上げる。
子供用海パンを履いたしおんがいた。
「お、なんだ、いつもより低いな。ついにお前まで小さくなったか!」
そういってわたしのところにで飛び込んでこようとするしおんをとめようとしたけど、遅かった。
「だ、だめっ!!」
ザバーンッッ!!!
勢いよく水のなかに飛び込んだから、流れでわからなくなったかもしれない。
「あのばかシオンっ!!」
「まりあちゃん!シオンは!?だいじょうぶなの?」
「大丈夫。助けるから!リオンはそこにいて!」
私も水中に潜る。
人の中からシオンの姿を探すが見つからない。
どこ、どこなの!?
「ぷはっ……シオン!どこ!?」
「まりあちゃん、あそこ!」
外にいたリオンが指を指すところに、おぼろげながらしおんの体らしきものが見えた。
「シオン!!」
じゃばじゃばと歩いて、一気にしおんの体後と持ち上げた。ぐだっとしていて、しおんは息をしていない。
「シオン!ねぇ、ちょっと!大丈夫なの!?」
すぐに上に上がって、少しためらったがそうもいってられない。
直ちに人工呼吸をする。
シオン、シオン戻ってきて!!しおん!!
「……っげほ!!……げほっ……ごほっ……」
「しおん!!」
ボーッとした目でうっすらと目を開いた。
「……あ?なんだよ騒々しい。おい、てめぇらみせもんじゃねーぞ!」
まわりにぞろぞろ集まっていたことに気付かなかった。それぐらいになにも考えられなかった。
「も、もー……おどかすなよまったく……。よかったねー。愛しの女の子からキスされてー」
「……は?」


