伝えたい言葉がある。


もうそろそろお母さんが帰ってきている時間だ。
お昼時は必ず、スーパーに寄っているのを知ってる。

「お母さんっ……」

占い師の話が妙に本当のように聞こえて怖くなった私はスーパーへと先を急ぐ。

いない……。
ここも……。

「おい待てっ!俺を置いていくな!」

あ、しおん……。

スーパーのなかにまで走ってきたしおんは、息を切らしながら小さい体で私に追い付いた。

「とりあえず……はぁ……はぁ…………っ家に…帰るぞ」

「うん……。わかった」

しおんも真剣な表情で私を導いてくれる。
そんなしおんが頼もしくて、
私の方が幼く感じた――――……。