「……急いで用意してももう遅いし……あーあ。前から気になってた坂井正和のポスター、もう売り切れてるだろうな……」
「なんだそりゃ?」
「あんた知らないの!?アイドルグループのトップを飾る坂井正和なのよ!?」
ずいっと顔を寄せると、しおんの方が後ろに引き下がった。
「は、知るか。そんな人間どうでもいい」
くるりとまわるとしおんはぴったりと動きを止まる。
「……ヤバいぞ」
「え?どうしたの?」
やばいってまさか――。
「漏れそうだ。この姿だとどうも尿が――」
「ちょ、ちょっとまったぁぁ‼」
がばっとしおんごと持ち上げてトイレまで猛ダッシュ。急いでしおんのズボンを下げるとチョロチョロと丁度よく間に合った。
「……お前、女としての魅力が無さすぎる。男のズボンを平気に下げるなゴラァッ」
お、怒ってらっしゃる……。
仮にも幼稚園児の下半身なぞ……。
いた、痛いって叩かないでよ‼


