伝えたい言葉がある。


「...あ~あ。振られちゃった。けどなんかすっきりしたかも」

 シオン、痛そう...。

 ベッドに座っているシオンはとても苦しそうで、まだ熱が下がってないように見えた。

「いい......ったくなんなんだ.....これ...」

 自分の手を見てまじまじと私の顔もみつめる。

「な、なに?」

 言うなら早く言ってよ!

「........まりあちゃん。後は、たのんだよ」

 え...?

 振り返ると、リオンは微笑んでそこから出て行った。

「リオ———」

 ドアの向こうには、もう姿はなかった。