伝えたい言葉がある。


 それからずっと、看病していて、タオルを冷たいのと変えたりして、傍に付き添っていた。

 ん....あれ、寝てた...。

 よだれをすすると、引いた顔でシオンが見ていた。

「シ、シオン!?起きたの!?」

「お前...一体なんだ、俺の彼女、なのか?」

 はあ!?

「違う違う!!」

「ならなんでこんなに傍にいるんだ」

「それは...」

 それは...シオン、だからで。
 でも、こんなやり取り久々でなんか、涙が...。

「あれから....シオンがいなくなって3年だもん。前まで傍にいたのに、やっぱりいないと悲しかったから」

 それに比べて、シオンは何だか....。

「...俺の名前....」

 やっぱり、シオン記憶が、ない?

 ふと、その時一階の玄関廊下から、ギイッと音が聞こえた。

「誰っ...?」

 その足音は次第に二階へ、私たちのいる場所に近づいてくる。

 うそ、強盗!?い、今は私が守らなくちゃ...。

 ギイッ——―――。