「~~あ~‼ったく、いいか!このことは秘密だぞ‼誰にも言うなよ‼」
「う、うん……」
殺す人間にそんなこと教えなくてもいいんじゃないかな…………。
再び沈黙が続く。
沈黙を初めに破ったのはりおん、いや、しおんだ。
「……俺は上の命令でお前を殺しにきた。一応俺も身分は高いんだからな。ただお前を殺せとしか俺は何も聞いてない」
「……なんでそんなこと私に話すの?殺される身としては複雑なんだけど」
がさっとしおんが動いたのか音に反応して、しおんの方角を向いた。
「……きまぐれだ」
「はぁ?」
気まぐれで殺しにきましただなんて、なんて最低な野郎だ。
「俺の名前の話なんかを他のやつに話してみろ。すぐに地獄耳を持ったやつが下から現れて俺が殺されることになる」
した?
「な、なんで?」


