「あなたが、あちらの世界に長く滞在していたことで、体に影響が出ているはずなんです。もしあのまま滞在していたら、あなたは——...消滅していたかもしれない」
....この女のいうことが本当なら、尚更タウイに聞かなきゃならない。
「悪魔は本来、人の姿を借りて渡り歩いている。食事も、生活もすべて不要な物なはずです。あなたはあちらの世界と関与しすぎました」
...ぐ...。
この女の言うことは正しい。
間違えていない。まりあはもともと殺してやろうと思っていた相手だったはず。
それが、なぜこんなことになったか自分でもわからない。
「...ああ間違ってねぇよ」
「それなら、お分かりになるはず――」
「けどな、俺はこんな暗い世界より、あいつの笑っている場所が好きなんだ!!俺はここから出る」
「シオン様ッッ....」


