伝えたい言葉がある。


「ああ、お前が寝てる間何回か試したがだめだった」

「あ、あんたいつのまにそんなこと……」

別の意味で怖くなる。
いつ、殺されてもおかしくないというのはこういうことなのかと悟った。

……良かった無事で。

「それにしても人間の作るカレーはなかなか美味だったな。また作ってもらうか」

「あんた本当はおこちゃまなんじゃないの?」


そう言えば―――……。
お父さんも、カレーが大好きだったな……。


「おいふざけるんじゃねぇぞ!誰がおこちゃまだ!俺は高貴なロイ・エドワード・シオンだ‼」

え?

なぜすぐに本名を言わなかったのか疑問がわいた。

「りおんじゃないんだ?」