伝えたい言葉がある。


 ....返事がない?

(おい聞いてんのか!)

(.......そんなの聞けないね)

(あ、おい―――――)

 ....あいつ無線をシャットアウトしやがった。
 イヤホンでもつけてんのか。

 っち、どうする。この中じゃ魔法は使えなさそうだし。

「...警備、おいそこの」

「何を言っても出しませんよシオン様」

「おまっ....俺の事知ってるのか!?」

 兵士の服を頭まで被っていたために、顔は見えなかった。
 口元だけ、だが女だとわかる。

「はい。私は元王の護衛をしておりました故、いろいろ聞かせてもらっていました。ですが、今はそんなことはいいのです。これはあなた様のお命にかかわる問題ですので..」

「....俺の?」

 なんだそれ、はっ、また出さない作戦か。