自分の国に帰って来た証拠に、魔力が戻っているのを実感する。
けれども、この黒い影たちは、それを防御する役割も持っていて、力がびくともしない。
あたりは薄暗く、まりあのいたところのように、綺麗な青空は、どこにもない。
「お前、何したか分かってんのか」
「.....許せ。こうでもしない限りお主の――」
「リオンも知ってるのか」
「...................」
「あっちにいられないって知ってて黙ってこっちに連れてきたのかって聞いてんだよっっ!!」
「.........お主のためだ」
く、そっっ....離せっ!!
「何が、お主の為だ!!元は権力者のお前が追い出しといて今更帰ってこいだぁ!?ふざけんじゃねぇ!!」
離せっ....離せぇぇぇえええ!!
黒影はどんどん俺をどこかに連れて行こうとする。その時、タウイの言ったことまでは聞きとれなかった。
「どちらにしても、悲しむのは彼女だけだ。お前はこちらの世界にいた方がよいのだ...」


