何度試しても同じことだった。
「....どうなってんだよ、なんで通れなくなってんだ!!」
っ!!誰だっっ。
「おっと、そう殺気を放つな。我はただお主を見に来ただけなのだが」
そこには両手を上げたタウイがいた。
「なぜ帰れない!?お前なら知ってるんだろ!?」
「...まあそうに違いない。しかし今は我が主、お主は例え王の実の子であろうともそれは意味ないものであろう」
タウイが両手を一度叩くと、一斉に黒い影がシオンを捕まえてどこかに連れて行こうとする。
「離せ、離せぇぇぇえっっ!!!」
「おぬしは一度頭を冷やすがよい」
頭を冷やせだと?


