いいもん知らないもん!

 動物たちなんか相手せずに、一人池を眺めていた。
 
「おやおや、嬉しいねぇ。俺の事そんなに思ってくれてるなんて」

「ま、魔王さまっ!?」

 茂みの方から魔王は現れた。
 私が騒ぐ前に動物たちが騒いでうるさい。

『きゃ~~~!!魔王様~~!!いついらしてたんですか~!?』

『お目に描かれて光栄です魔王様!!』

『僕ココって呼んでください魔王様!』

「し~...お忍びできてるんだから静かにしろよ?」

『は~い!!』

 また、会えた....。