伝えたい言葉がある。


 目が合ってドキッとする。

「俺ここから東の方に住んでるんだ。ちょっと羽休みに~」

 心を読まれたかと思ってドキリとする。

「ひ、東!?遠いとこからこんなとこまできたの?」

 東と言えば、魔王様が住んでいる辺りで、その周りは賢くて勲章をもらっている奴ばかりという名の所だ。

「ああ~。疲れたから、ちょっと休憩にね~」

 私の隣に来るとゴロンと横になった。
 立ったままだとあれだから、私も座ることにした。

 .......こんな男の子がいるんだ...。

 ちらっと横を見ると、目が合った。

「っ!?」

「プッ。なんだ結構素直な性格してるな、お前。名前はなんていうんだ?」