「コラッマーク!!あんたプレゼントをすり替えたわねっ!?」

「お前ら逃げろっ!!」

 その場に残った私と、私を道場する周りの目。毎年、恒例の誕生日。

 私は、欠落してるんだ.....。

 お父様とお母様も、その場にいて私を空気のような扱いにも、段々と慣れてきていた。

「...お外行ってきます」

 魔界で19と言えば、すでに何人もの悪魔が人々を殺して勲章を与えられるもの。

 私には何一つなかった。

 ....私って一体なんなの。

 家の外に出たとしても、返事はない。
 そのまま、池の方まで歩いて行った。