「で、あんたはなんな訳?ずっと私を監視する気?」
「ふん。仕方がないだけだ。寝床がなくなってしまった以上お前のとこに住むことにした」
はぁぁぁ!?
帰る時間に正門の前で待ち構えていたこいつは結局私の家に滞在することになった。
「…………ただいま~」
「お帰りなさ……あら?りおんくん!いらっしゃい!」
「こんにちは!あの、僕家族に捨てられちゃって……今日からここに住ませてもらえないですか……?」
そんなうそ話だれが信じ――。
「あら……そうなの……大丈夫よ!私のことお母さんってよんでいいからね!りおんくん!」
信じた――――――‼?
あ、あ、悪い顔してる。
悪い顔してるよこいつ!気づいてお母さん‼
「僕、お腹減っちゃって……なにか食べ物ない?」
「はいはーい!こっちにきてね~美味しいもの作ったから~!」
「私お風呂にはいってくる」
だめだこりゃ。
やれやれ……。
やっと一人になった安心感に浸る。
服を脱いでお風呂場に入ろうとした――。
ガラ―――……。
え。
まさか……。
「こんなとこでなにしてんだ?む、ここ湯気が……」
「え、ええっと……」
バクバクと心臓が速くなる。
な、なに緊張してんのよ!相手は子供じゃない!なにも緊張することないない!
「お、お風呂に入りたいんだけど。えと、りおんくんも入る?」
仏頂面だったしおんの顔が一気に赤くなる。
また新しい面を見れた気がした。
お?もしかして、照れてる?


