伝えたい言葉がある。


「続けて...?」

 今、私の前にいるのは、誰でもない。
 だけど、今まで愛情いっぱいに注いでくれたお母さん。

 一体私が何のために傍にいるのか、
 聞かなきゃいけない気がするから。

「...ありがとう」

 優しい、いつもの笑みが心に突き刺さる。

 しおんはベッドに座って少し落ち着きを戻す。

「...で、さっさと話せくそ野郎」

「しおんっ」

「いいのよ。ありがとうまりあ」

 馬鹿、っしおん...

 拳を強く握った。