伝えたい言葉がある。


 嘘だ...。
 そんなの、絶対違う。

「それじゃ、私は人間じゃ、ない、の?」

 お母さんは、人間だって
 ずっと信じてた。

「違うわっ!!あなたは正真正銘人間の子よ!!....話せば長くなるけれど、聞いて!お願いっ!」

 じゃあ、私は、誰なの?
 誰の、子供なの?

 どうしようもない心の闇が私を覆う。
 母親だと名乗っていた彼女は、次第に口を開いていった。


「......今の男が言っていたゆりこは、私の祖母の名前なの———」