伝えたい言葉がある。


「...知ってたわ」

 二人は「え...」と固まる。

 おかあ、さん、知って、たんだ...。
 でも、どうして———...?

 私と目が合うと悲しく微笑む。

「まりあ、ごめんね?私も嘘ついてたの。許して....」

 お母さんの温かい手が私を包む。
 ぎゅっと触れたと思うと、母親は話し出した。

「あなたたちがまりあの傍にいてくれて、本当に感謝してるわ。ありがとう。こんなことになったのも、全部私とあなたのお父さんのせいだから...本当にごめんなさい...」

 どういう、こと?

 お腹を支えながら上半身を起こそうとすると、りおんが支えてくれた。

「実を言うと、私も....人間では、ないの。あなたのお母さんでも、ないのよ」

 お母さんは、人間じゃ、ない。
 なら、私は?

 ずっと、人間だと思ってたのは、
 違ったっていうの?