伝えたい言葉がある。


 いつか、シオンがまた誰かを殺したいって
 思うなら、私がなんとかする。してみせる!

「...まりあちゃん、やっぱりしおんの事好きなんだね」

「えっ」

 急に言われるからドキッとしちゃった。
 そりゃ、好き、だと思う。あんなんでも。

 私って....
 シオンの事好きだったの?

「...僕が入る隙間なんてないか」

「え?」

 今、なんて言ったの?
 聞き取れなかった...。

「ううん。なんでも。ほら冷えるから、帰ろ?」

 あ、手...。

 シオンとは違う大きい男の子の手が私を包む。
 シオンとは兄弟、なのにこんなに違うんだな...。

“俺お前の事――――...”

 そう、言ってくれたんだけどな...。
 
 ふと、何か気配を感じた。
 これは、何?

「?まりあちゃん、どうしたの?家に入らないの?」

「え、あ、ううん」

 気のせい?