魔界では通用することも、人間界にきてつうじないこともあった。

「あははは!タウイ最高!」

「まったく、タウイは...」

 今では仲良くしていても、もう時間が来ているのかもしれない。
 
 もう、こいつと仲良くするのも、これで最後になるのか...?

 役目は、こいつを守ることだった。
 それがタウイが王座に就いたことで終わってしまった。

 キーンコーンカーンコーン。

「...あ、そうだしおんとやら、お前はこれからどうするんだ?魔界に帰るには俺が最善をつくしても何年かはかかるぞ」

 知るかよ。
 タウイの好きにすればいいだろ。

「...さあな」

 立ち上がると、その場から一人屋上から降りて行く。
 
 ....もう、これで理由はなくなった。
 あいつも、一人でも大丈夫だろ。