いや、おっさんだし。
煎餅やイカってチョイスは。
「まりあとやら、明日から我らは文化祭のヤギソバパンというものするらしいのだが、ヤギソバパンとはなんなのだ?」
「お前そんなことも知らないのかよ?ヤギの肉と蕎麦をかけあわせたヤギソバだろ!」
「いや、違うし」
普通に焼そばでしょうが。
こいつら、頭やばいな。
「えええ!?そんなのあったの!?僕知らなかったよ!なんだか美味しそうだね‼」
「そんなのあるわけないでしょーが‼」
変なテンションに、突っ込みを入れるとしーんとする。
「ちっ。ノリの悪いやつだな」
「まったくだよ……」
え。
「そんなの阿呆な奴でも分かりきるぞ」
ええぇ……。
なんなのこいつら。合わせてたっていうの!?
最後のイカをごくんと飲み込んだ。
「と、まぁ僕達文化祭に初めて挑戦するからわくわくでしょうがないんだよ。許してまりあちゃん?」
両手を合わせて私に可愛い傾げを見せる。
「我はなにやら突っ立っていれば客が来るらしいからどんなことをするのかはしらぬ」
あ、それ絶対客をひくためじゃん。
「俺らは喫茶店みたいだしな。俺は結局なにするんだ?」
「しおんは接客よ。あんたもタウイと同じで客引き」
げんなりするしおん。
タウイは相変わらずよくわかってなさそうにもぐもぐと筒に入ったイカを食べる。


