ガチャー。
「まりあー、ゴミだし日がー……」
あ、
「ああ、すみません。僕がマリアちゃんといってきますよお母さん!」
え、だれあんた。
瞬く間に豹変したこいつはまったく恐怖の恐の字もないくらいに可愛い坊やを演じている。
「あら、友達?ごめんね~ホントー?助かるわぁ!ありがとうね!ええっと……」
「僕のことはりおんってよんでください!」
「りおんくん、ありがとね~!それじゃあゴミだし日が今日だったみたいだからまりあたのむわよ?」
「あ、はい」
バタンと扉が閉まる。
「ちょっとなによいまの―――‼‼私の時と態度違いすぎるでしょ‼」
「あぁ?他のやつに知られないようにお前を殺すからそうしたまでだ。いちいち記憶消していくのなんてごめんだね」
こいつ…………すべて私を殺すためなんだ。
「……どうして、私を殺したいの?」


