地味な私が恋したヒト



「うん!
あ、そーだよね。お邪魔します」


桜井くんからオレンジジュースを受け取り、座った。


「次の予習どこだっけ?」


桜井くんも私の向かいに座り、数学のワークを開く。


「えーとね、68ページの練習問題だった気がする」


私もワークを開いて確認する。


「気がする、って違ってたらどうしてくれんだよ」


「そのときウトウトしててあんまり聞いてなかったっていうか……
でも桜井くんのクラスと進み具合は同じだし、合ってると思うよ?」