そう思ったとき、例の雑音が鳴り出した。


《ギギギ…………ギギ……》


また、黒ジャージか、その仲間からの放送だ。


《はーい、休憩終了デース♪♪》

《これより、第四ゲームを始めマース!……ってあれ?もうA班とB班しか残ってない感じ??》

《………じゃあゲームの時間も短くなっちゃうよねぇ…》

《あ、そーだ!君達にいいビデオを見せてあげよう》


放送がそう言うと、突然教室のテレビの電源が入り、ある映像が映し出された。


「何………これ………?」


私の隣で怯える千穂が、唇を震わせ、言う。


そこには、同窓会に来ていなかった十人のかつてのクラスメート達の姿と、黒いジャージを着た三十人くらいの人がいた。

黒ジャージの人達はみんな、手にナイフやら金属バッドやらバールやら、物騒なものを持っている。


『な、何よ、アンタ達!』

『来るな、こっちに来るなぁああああああ!!!』