同窓会

中庭の近くの階段の陰に私達は身を潜める。

牢屋には、捕まった泥棒達と、五人も見張り役の警察がいた。


「あれだけ警察がいたら、とてもみんなを助けられそうにない。

それより、私達が逃げ切ったほうが、いいんじゃないの?

残りもあと十分程度。

そっちのほうが絶対にいいよ」


千穂が言う。


「そうだね……」


さっきまではみんなを助けなくちゃと思っていたけれど、確かに、千穂の言う通りこのまま逃げ切ったほうが、泥棒チームのみんなにとってもありがたいだろう。


そう思って、私達が牢屋から離れようとしたそのときだった。


「ははは………」


不気味な笑い声が、背後から聞こえてきた。

警察チームの飯田君と白岡さんを殺した、泥棒チームの沢城君だ。

そういえば、沢城君もまだ捕まっていないんだった。


「さ、沢城君……?」