同窓会

鬼に見つかるかもしれないという恐怖で私が震えていると尾崎君が、


「大丈夫だよ、小林さん。
絶対に見つからない。

俺を信じて」

と、私の耳元で囁き、私の体を優しく抱いた。


「尾崎…君?」


「安心して。
大丈夫だから。

さっきも言ったように、もし見つかりそうになったら、俺が囮になるから」


「う、うん……。

そう、だね…………」


尾崎君の胸の中は温かかった。




さっきまで感じていた鬼に見つかるかもしれない恐怖よりも、尾崎君に対する胸の高鳴りのほうが大きくなる。