同窓会

「小林さんたちも、ここにいたのね」

当時、図書委員をしていた松本さんが、当時と変わらないおっとりとした口調で言った。


「そう。宝探しにね。

でも、宝が一体なんなのかわからないから…見つかるかどうかわからないけど」


と、私は言った。


「C班のみんなも、一緒に探さないか?

チームプレイがどうとか言っていたが…探し物は一緒に探したほうが効率いいだろ」


と尾崎君。


「ああ、そうするよ」


C班の田山君が言った。

残りのC班のメンバーと、私達A班のメンバーも、みんな尾崎君の意見に賛成した。



そして、私達A班と、C班のみんなで第二音楽室を調べた。


ピアノの中、机の中、楽器倉庫の隅から隅まで、丁寧に調べる。

どこもかしこもほこりまみれで、宝と呼べるようなものはどこにも見当たらなかった。



もしかして、第二音楽室にはないのだろうか?