同窓会

「確かに、宝って何だろう?」

私は留美にたずねると、


「そうね…」


と興味なさげに、留美が呟いた。


私達はなりゆきで一番近くにあった第二音楽室の扉を開いた。



ギギ……ギ……と耳障りな音を立てて、扉が開く。


「鍵とかかかってないんだな」


尾崎君が言った。


そこには古びたピアノが、まだあった。

ベートーヴェンやドビュッシーなどの音楽界の偉人達の肖像画が、やけに気味悪い。



やっぱり、“なにか”が出そうだ………。



「よし、じゃあみんなで手分けして宝とやらを探すか」



尾崎君がそう言ったときだった。


音楽室の扉が開く音がした。




そこには、C班のみんながいた。